食べ物系のあるあるというか、腎臓に良い食べ物なのか?悪い食べ物なのか? という話の中で良くあるのが下記ですね。
女性「バナナは腎臓に良い?って聞いたよ」
男性「いや・・・バナナは腎臓に悪いって聞いた。医者が言ってたんだから間違いはないと思う」
女性「えー!?どういうこと? じゃあスイカは?」
男性「スイカも悪いって聞いたんだけど」
女性「そうなの?周りではスイカも良いって聞いてたのに・・・結局どっちなの?」
実は、これどっちも半分間違っていて、半分あっている状態なんですよね。
バナナの結論
結論、その人の腎臓の弱り具合によって違ってくる話です。
成分として関係してくるのは「カリウム」という成分。バナナやスイカに豊富な栄養素です。
このカリウムですが、腎臓が健康なうちはある程度取っても何ら問題ない栄養素(腎臓が正常な場合、不要な量のカリウムが尿にしっかり排出される)です。
しかし、腎臓が弱ってくるとカラダに良くない栄養素なんですね。
ですから冒頭の例の会話の場合、
男性が腎臓が弱っており、その医師からバナナが腎臓に悪いと言われた→正解
女性は腎臓は弱っておらず、まわりからカリウムが豊富だからバナナが腎臓に良いといわれた→正解
ということです。スイカも同様です。
ちなみに一般的に腎臓のカリウム制限が必要となってくる進行度(腎臓病のステージのことです)は、G3というステージから※です。腎臓の濾過機能がおおよそ60%未満程度まで落ちてきている場合にはカリウムの制限が徐々にかかってきますので、カリウム摂取に気を付ける必要があります。
※腎臓やカラダの状況によっては浅い進行度や軽度の腎臓病等でもカリウム制限が必要なケースがあるかもしれないので、確実に調べたい場合は専門医に相談するのが良いかと思います。
なお、カリウムを多く含む食材や食べ物は意外と多い物です。
「じんぞうに良い食べ物と食習慣」で かなり詳しく説明・解説しているので
関心がある方は参考にして下さい。
∟https://jinzo.ougonritu.net/coffee.html
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